社長コラム
朝晩は少し冷える時期になって参りました。皆様におかれましてはいかがお過ごしでし
ょうか。
今回の記事にありますように「キンキホーム」が倒産しました。長年噂では業績が良く
ないと聞いていたのですがとうとうという感じです。入居前にお金を送金している入居者
の方や、管理物件を預けておられるオーナー様にとっては寝耳に水といったところでしょ
うか。オーナー様によっては数か月分の賃料送金が遅滞していたとの事です。
我々不動産管理業者はオーナー様の資産を預かる立場ですので、必ず会社の資金とオー
ナー様の資金を分けて分別管理をしております。
さらに当社では上場企業並みの監査体制をとっており、顧問税理士や顧問弁護士とは別で、役員として監査役の税理士先生には税務や財務面、弁護士先生にはコンプライアンスや法務面の監査をして頂いており、さらに決算数値においても税理士だけではなく監査法人にもチェックして頂いております。これは不動産ファンドを扱う事業者としてはマストなのですが、自社の資金管理においては絶対の自信をもっており、さらに日管協の「預り金保証制度」においても「AAA」のレーティングと万が一の保証を付けております。今後もオーナー様に安心して物件をお任せ頂けるように、そして資産の最大化を図れるように様々な施策を行って参ります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
不動産賃貸仲介業として、かつて
「キンキホームへいらっしゃい」という
テレビCMで広く知られた「キンキホーム」。その商号で運営されていた企業のうち、滋賀県大津市に本店を構える1社が9月6日、事業を停止し、自己破産の申請準備
に入ったことが話題となっています。かつて地域に名を馳せた「キンキホーム」に一体何が起こったのでしょうか?
「キンキホーム」はフランチャイズ形式で全国に店舗を広げており、同名の別法人が
複数存在していたのですが。かつては、京都、兵庫、和歌山といった地域にも展開
していましたが、これらの店舗はすでに解散・廃業しています。
現在では仙台や広島で「キンキホーム」は営業はされているものの今回事業停止した
会社とは別の法人です。
ピーク時はテレビCMが注目されており多くの店舗を抱えていたのですが
今回自己破産準備に入ったのは、1998年に設立された滋賀県の会社で、最盛期には
県内や大阪、石川県にかけて18店舗を構え、賃貸仲介業だけでなく、不動産売買事業
にも手を広げていました。しかし、最近では規模が縮小し、滋賀県内に4店舗、大阪に
1店舗を残すのみとなっていました。
2012年9月期の売上高は約7億3100万円を計上していたが、2013年9月期以降は
営業赤字が続き、10期連続の赤字に陥っていたと言われております。
大手同業などとの競合激化で売り上げが減少したことが要因とみられる。
店舗の譲渡や閉鎖、人員削減などで業績改善に努めていたが、店舗の閉鎖コストなどが重荷になり収益が悪化、債務超過状態に陥っていたようです。負債額は2023年9月期末時点で
約4億4200万円。同時に自己破産する不動産管理会社のキンキホーム建物管理が
約1000万円で、2社合わせて約4億5200万円となっていたそうです。
かつては、テレビCMで知名度を高め、多くの顧客を獲得していた同社。しかし、数年前から経営危機の噂が広がり、信頼を損なう形で顧客離れが進みました。
不動産業では、物件のオーナーとの信頼が事業の根幹を支えるものであり、それが揺らぐと、他社へと顧客が流れるのは避けられません。
特に管理会社に対する信用不安は、賃貸経営において大きなリスクとなります。
さらに、スタッフの大量退職や店舗閉鎖が続く中残った従業員たちにかかる負担が大きくなり、現場でのモチベーションやサービスの質にも影響が出ていた可能性があります。
経営のためにはスタッフがいなければ、いかに良いサービスを提供することも難しくなります。
不動産管理会社の倒産は、物件オーナー様にとって大きなリスクとなります。
例えば、家賃の滞納や、入居者からのトラブル対応が不安定になるなど、経営を任せるパートナーが信用できないと、賃貸経営自体が困難に陥る可能性があります。
今回、「キンキホーム」の事業停止の事例は、多くの物件オーナー様にとって、管理
会社選びの重要性を改めて考えるきっかけとなったことでしょう。
不動産管理会社の選定には、長期的な安定と信頼を重視することが求められます。
弊社も、今回の内容を教訓とし、オーナー様の成功を共に歩むパートナーとして、これからも信頼と実績を積み重ね、地域に根差したサービスを提供してまいります。
京都府のシーアールエヌ株式会社様がベンチマーク訪問されました
先月に引き続きベンチマークで9/12シーアールエヌ株式会社様が訪問されました。
不動産ブランド “クラスモ” 加盟店は
全て独立・自営です。
クラスモは2009年に京都で誕生した「くらし・もっと・たいせつに」をテーマにした不動産仲介フランチャイズブランドです。
管理戸数は中国地方で最多 の総合不動産会社
ベンチマークとは??
性能や品質を測定・評価するための基準や指標のことを指します。具体的には、製品やサービス、システムの性能を評価するために、同様の製品やサービスと比較することが一般的です。
全体としてクラスモ様の質問に対し、御社の強みと取り組みをしっかりとアピールする
ことができました。同業者として参考になれればと思います。
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